Central Caribbean Marine Institute

2015/7/23

喜界島サンゴ礁科学研究所はCentral Caribbean Marine Instituteと共同研究をおこなっています。

キューバの南60kmほどに位置するリトルケイマン島は喜界島と同じく、離島で河川がなく、海の透明度は抜群です。この人口130人ほどの小さな島であるリトルケイマン島には、Central Caribbean Marine Institute(CCMI) という海洋研究所があります。喜界島サンゴ礁科学研究所はCCMIと共同研究をおこなっています。

CCMIにはアメリカを中心に世界各国の研究者がおとずれ、サンゴや魚の調査、気象、海洋観測をおこなっています。カリブ海では1999年にサンゴの大規模白化が起こり、その後、2005年にも白化現象が続いて起こったため、サンゴ礁が消滅する恐れもあると危惧されてきました。ところが、CCMIの過去15年間の調査によると、リトルケイマン島では1999年から2004年にかけて、サンゴの被覆率は半分に減少したものの、7年後の2011年には1999年よりも被覆率が増加したということです。この結果からカリブ海のサンゴのたくましさが感じられます。これからも健康なサンゴ礁がこの美しい海で見られると良いです。

喜界島サンゴ礁科学研究所を開設するにあたり、CCMIから多くのヒントをもらいました。CCMI所長のCarrie Manfrino博士、CCMIと引き合わせてくれたGEOMARのSteffen Hetzinger博士に感謝いたします。

Central Caribbean Marine Institute ウェブサイト

https://reefresearch.org/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です